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【たまごまごのツボアニ!】第14回『琴浦さん』その3 太田雅彦監督インタビュー
「ココがアニメを楽しむツボ!」第14回は、心の声が聞こえてしまう少女を描いたTVアニメ『琴浦さん』をピックアップ! “人の心は、超常現象より不可解だ『琴浦さん』”(アニメレビュー・前後編)と太田雅彦監督への直撃インタビューの三本立てでお届けします。
【たまごまごのツボアニ!】第14回 人の心は、超常現象より不可解だ『琴浦さん』【その1】
2013年 3月 18日(月曜日)
【アニメレビュー】アニメレビュー“たまごまご”のココがアニメを楽しむツボ! 第14回はWebコミックよりアニメ化され大人気の『琴浦さん』。コミカルで少し切ない本作の魅力をご紹介!!




■日本全国、『琴浦さん』現象?

  ちょっと「コシコシ」で検索してみてください。おそらく、アニメ『琴浦さん』に関連するものがどっさりでてくるはずです。これ何かというと、『琴浦さん』のオープニングで、ヒロイン琴浦さんが真鍋くんに頭をこすりつける動作「コシコシ」がかわいい、ということから話題になったネット流行語。動画投稿サイト「ニコニコ動画」でのオンエアでもコシコシ待機が定番になっています。
  同じようなものに「モリ!モリ!」もあります。森谷さんという少女の親の道場で行われている、謎の訓練の掛け声で、これまたはやってしまいました。

  そういう流行語を次々産むくらいにユニークなアニメなのか、と言われると、半分合ってますが、半分違います。ヒロイン琴浦さんは、心が読めてしまう超能力者。心を読むのではなく、強制的に読めてしまう、本人的には困った能力です。
  それによって周囲の人間を傷つけてしまい、大きなトラウマが心に根付いてしまいました。自分自身周囲の言葉に激しく傷つき続けたため、心を一切開かない、コミュニケーションをしない少女として最初登場します。


  そんな人間の極めてシビアな一面を描いた作品なのですが、今は一転、ハイテンションなコメディとしてやりすぎなくらいに突き抜けることも増えました。これは何事!?
続きが気になる人が一斉に原作を買ったため、放映したばかりの時期は、コミックス完売、緊急重版、さらに完売、と、日本中の書店から『琴浦さん』が消滅したくらいです。決して派手な物語ではありません。ただ「心が読めてしまう」少女の物語が、なぜここまでアニメで大きな人気を呼んだんだろう?その鍵は、キャラクターの配置と描写にあります。
■ESP研は今日も楽しいです。

『琴浦さん』は学校だけじゃなく家族親戚まで含んだ、少しだけ大きな規模の話。ユニークなキャラからシビアなキャラまでいますので、ズラッとご紹介。

●琴浦春香(声/金元寿子)
15歳の少女。一見普通だが、実は心が読めてしまうという特殊能力を持っている。妄想のような映像まで読み取れる高性能な能力だが、自分で制御して読み取るのではなく、半強制的に頭に入ってしまうのがネック。これが原因で、子供時代には怪しまれ、小・中学校時代にはいじめの対象となり、両親はわかれて出て行ってしまう。それ以来彼女は心を閉ざし、意図的に人を遠ざけ続けていたのだが、バカでストレートな真鍋の介入によって、自分が肯定され少しずつ心を開くようになる。甘いものやかわいいものが大好きで、怖い話やカラオケが苦手。一人暮らしをしており、実は良家のお嬢様。だがそれはあまり人には言わず、普通の高校生として過ごすのを願っている。つるぺたなのがコンプレックス。


●真鍋義久(声/福島 潤)
通称「エロスの貴公子」。他の人が怖がる中、ド直球に琴浦に近づき、彼女を特殊能力者ではなく、一人の好きな女の子として扱うことで、琴浦が心を開くきっかけになった人物。極めて正義感が強く、どんな汚れになろうと琴浦のために動ける、情熱的な少年で、かなり目立つ存在。琴浦が心を開くにつれ、彼女のことがどんどん好きになって積極的にアピールしている。反面、いざというときには意外にヘタレ。普段から琴浦を中心としたエロ妄想を得意としており、それを琴浦に読み取らせ恥ずかしがらせるのが趣味になっている、変態と言う名の紳士。彼の妄想琴浦は毎回アニメの中でサービスシーンになっているが、実際の胸よりもかなり特盛の模様。


●森谷ヒヨリ(声/久保ユリカ)
琴浦と真鍋のクラスメイトで、両親は「森谷流」という道場を営んでいる。彼女自身かなりの空手(?)の使い手。真鍋に片思いしていたため、突然現れて真鍋と両思いになってしまった琴浦に嫉妬、道場の門下生を使って真鍋にケガをさせるという陰湿ないじめをしたことがあるが、根は真面目で優しいため大きく後悔し、今では和解して琴浦の親友、ESP研のメンバーになっている。アクの強いキャラクター達に振り回されるいじられ役兼攻撃担当として絶賛活躍中。合言葉は「モリ!」。


●御舟百合子(声/花澤香菜)
ESP研究会の部長で、3人の先輩。明るくてサバサバした性格。同時にわがままでマイペースで押しが強すぎる性格で、ある意味みんなを引っ張る頼りになる一面もある。幼い頃、母親が千里眼を持っていたのにもかかわらずサギ扱いされ、それを苦にして母は自殺している。この出来事をずっと引きずっており、母の超能力を証明するためESP研を発足させた。琴浦を巻き込んだのもその目的を果たすためだが、琴浦と真鍋の恋は応援している。でも邪魔もする。巨乳。とても巨乳。


●室戸大智(声/下野 紘)
ESP研副部長で、御舟の幼馴染。なぜか一人だけ、びっくりするほど背が小さく、口はいつも「3」の形になっている。暴走しがちな御舟の良き理解者で、千里眼を使っていた母親のファンでもあった。非常に冷静で、すぐ混乱してしまうESP研のまとめ役。ネットに長けており、ちょっとずば抜けすぎた情報収集能力を持っている。母親は御舟と息子にくっついてもらいたい様子。実はなにげにイケメン。


●琴浦善三(声/西村知道)
琴浦春香の祖父。ものすごい大富豪で、大の孫好き。琴浦一族の中では唯一とも言える理解者で、彼女も非常に慕っている。しかし真鍋に引けをとらないほどのドスケベで、いかにスキンシップで触るか、混浴をするか、等ばかり考えている。ESP研が来た時は遊園地を作ってしまうほど、お金の使い方にも孫が相手だと節操がない。真鍋とはシンパシーがあうのか、非常に仲がよく、二人の恋を応援している。

●和尚(声/中野 裕)
幼い頃の琴浦を知っている希少な人物で、彼女の理解者の一人。彼女のことをよく知ろうとするうちに超能力研究にハマってしまい、今やすっかり超能力マニアに。そのためESP研究会ともすぐ仲良くなり、宿泊させたことも。春香と母親を仲良くさせたいという思いも強く尽力している人物。

●琴浦久美子(声/井上喜久子)
琴浦春香の母親。娘が産まれた頃はとても優しい母親だったのだが、娘が心を読めることを「妄想癖」と呼んでどんどん心がすさみ、離婚してしまう。娘に対しては「産むんじゃなかった」とまで言って捨てて去っていった。娘には「お母様」と呼ばれている。


  その他にも数多くのキャラが出てきますが、『琴浦さん』というアニメの核になるキャラはこのあたりです。琴浦さんが最も重要キャラなのは当然ですが、この作品でポイントになるのは、ESP研の面々の位置関係です。

<次回に続きます>

≪文:たまごまご≫

WEBサイト「たまごまごごはん」の管理人でもあり、ライターとしても活躍中

●たまごまごごはん/
●たまごまご・オブ・ザ・デッド(Twitter)/



TVアニメ『琴浦さん』
≪スタッフ≫
●原作/えのきづ(マンガごっちゃ連載中、マイクロマガジン社刊)
●監督/太田雅彦
●キャラクターデザイン・総作画監督/大隈孝晴
●美術監督/高橋麻穂
●色彩設計/山本未有
●コンポジットディレクター/川井朝美
●CGディレクター/井口光隆
●編集/小野寺絵美
●音響監督/明田川仁
●音楽/三澤康広
●アニメーション制作/AIC Classic


【関連リンク】
●TVアニメ『琴浦さん』/
●『琴浦さん』特設サイト/


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© えのきづ/マイクロマガジン社・「翠ヶ丘高校ESP研・後援会」
 
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