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| 『オトコのコはメイド服がお好き!?』 イラストストーリー 2012年5月 ~Ep.2~ |
| 2012年 5月 28日(月曜日) |
「うっ……ううっ、ぐっ! くあっ……はぁ……はぁ……」 扉の向こうから漏れ聞こえてくる、ちょっとアブナイ声……。 「あっ……ああっ……んんっ で、でも、もうちょっと…………」 ユキ「トモのヤツ……何してんだ?」 それは深夜のこと。 ナオくん、ユキくん、リオくんの3人はトモくんの部屋の前で、中から漏れるアヤシゲな声に戸惑いの表情を浮かべていました。 ユキ「最近、毎晩この調子なんだよ……」 ナオ「トモくん苦しそうだよ……何とかしてあげないと!」 リオ「……苦しそうだけど、なんか楽しそうじゃない?」 どうしたものかと3人が困り果てていると、トモくんの状況はさらにアヤシイことに……。 ナオ「あれ? 何か聞こえない? ほら、機械みたいな音が……」 ユキ「こ、これは……な、なんの音だ?」 リオ「も、もしかして、これって♥♥」 ――ヴヴヴヴヴヴヴ 「ああっ! はぁっ…ダメっ! もう、限界だ!! 激し……激しすぎるっ!!! あ、あ……ああっ」
ユキ「おいおい、マトモじゃねーぞ!」 ナオ「助けにいったほうがいいかな!?」 リオ「……いやぁ、ほうっておいてあげたほうが いいんじゃないかな~♥♥」 こんな声を出すトモくんが普通なワケありません。 激しくなる声にいてもたってもいられなくなる 兄弟たち(リオくん除く)は、ついに――バンッ!! ナオ「トモくん、大丈夫!!?」 トモくんの身を案じたナオくんが、 勢いよく部屋に踏み込みました! トモ「!!!」 リオ「ちょっ…い、今はダメだって♥♥♥」 うひゃぁ!という叫び声をあげ、顔を手で覆うリオくん。 おそるおそる指の隙間から部屋の中を覗くと、全身汗まみれのトモくんが、床に寝転がっていました。 ユキ「ト……トモ? オマエ、何やってんだ?」 トモ「そ、それはこっちのセリフだ! ノックも無しに人の部屋に入ってくるなんて!」 ナオ「トモくん、大丈夫!? すごく苦しそうだったけど……。 それに変な機械の音も聞こえたし!」 トモ「……機械? ああ、これのことかい?」 自分のお腹を指すトモくん。 そこには大きなベルトのようなものが巻かれていました。 リオ「あっ! それ知ってる! ブルブルって震えて おなかのお肉を引き締めてくれるやつだよねっ」 ナオ「おなかのお肉?」 トモ「……そ、そうだ」 バツの悪そうな表情を浮かべるトモくん。 トモ「これは――」 諦めたように天を仰ぐと、ぼつぼつと〝アヤシイ声〟のワケを語りはじめました。 トモ「どうやら……た、体重が増えてしまったようだ」 ユキ「太ったのか」 ナオ「ユキっ!」 トモ「ぐ、ぐぐぅ…」 低くうめくトモくん。 こればかりは言い返せません。 トモ「だ、だから! それで…〝すこし〟メイド服がきつくなってね。 夜中に運動したり、食事を抜いたりダイエットを……」 リオ「やっぱりね~」 ナオ「リオくん、〝やっぱり〟って?」 リオ「こないだトモ兄のおなかサワサワしたときにね 前より柔らかかったなぁ~って♥」 トモ「ぐ、ぐ、ぐぐぐぅ…」 ユキ「でも、メイド服なら寸法なおせば着れんじゃね?」 トモ「バカを言うな! あのチャイナメイド服は美しいボディラインを 際立たせるため、僕が特に気をつけて製作した 力作だぞ! こんな状態で着るなんて、コスチュームに対する 冒涜だ! ボディラインを回復するまで、 絶対に着ることはできない!!」 ユキ「そ…そうか」 トモくんの思わぬ気迫に圧倒されるユキくん。 とは言え、彼のコスチュームに対する並々ならぬコダワリにはユキくんたちも内心、苦笑するばかりなのですが……あれ、ナオくんはちょっと違うみたい? ナオ「トモくん!」 トモ「え?」
――ガシィ! ナオくんはトモくんの手を両手でしっかりとつかむとウルウルの瞳を彼に向けました。 ナオ「そうだよね、中途半端な気持ちで着たらメイド服に 失礼だよね!」 トモ「ナ、ナオ兄……わかってくれて嬉しいよ」 ナオ「あたりまえじゃないか! かわいくなりたいって気持ちはボクも一緒だよ」 トモ「……ありがとう!」 握られた手を握り返すトモくん。 ナオくんは「うん、うん」と頷きながら言うのでした――。 ナオ「もう一人で悩まなくていいんだよ」 トモ「え? それは……」 ナオ「ボクも明日から一緒にダイエットする!」 思いがけないナオくんのダイエット宣言。 さてさて、このダイエット、どうなってしまうんでしょう? ユキ「…………ま、まぁ、頑張って」 それから、数日―― トモくんの部屋から聞こえる声は〝悲鳴〟に変わっていました。 トモ「ナ、ナオ兄っ! っく……ちょっと、つよ、強すぎるっ!!!」 ナオ「ダメだよっ! そんなんじゃスリムになれないんだから! ……いい? 強くしていくけど我慢して!」 トモ「そ、そんなこと言っても……カラダが無理っ」
ペアでストレッチに励むナオくんとトモくん。 しかし、ナオくんのペースにトモくんはついて行くのがやっとです。 ナオ「えいっ、えいっ!」 トモ「あっ、あっ……そんなに左右に動かしたらっ」 ナオ「オトコのコなんだからガマンしなくちゃ!」 トモ「…こ、壊れるっ! 僕が壊れてしまう!」
ナオくん、意外とスパルタなんですよね。 どんなことにも真面目な彼らしいのですが……。 ナオ「――はい、お疲れさま! 今日のメニューはこれでおしまいだよ」 トモ「はぁ…はぁ…はぁ…あ、ありがとう、ナオ兄」 ナオ「すぐにチャイナを着れるようになるよ♪ それまでガンバロウ!」 トモ「そ、そうだね……早く着れるようになりたいよ…はは」 『そうしないと、僕のカラダがもたない……』 よろよろとした足取りで部屋を這い出るトモくん。 無理もありません。剣道で鍛えていたナオくんのペースについていけるはずもありません。
トモ「ちょっと水を飲みにいってくる……」 ナオ「トモくん、ジュースは厳禁だよ!」 トモ「わ、わかっているさ」 壁に寄りかかるようにして、トモくんは階段を下りていきます。ナオくんとのダイエットを始めてから、間食は厳しく制限されているのでした。 トモ(たまには……甘いものも… ――いや、ダメだ!) グッと欲求をおさえ込むトモくん。 間食を控えているのはナオくんも同じ。 自分に付き合ってくれているナオくんを裏切るわけにはいきません。 トモ(それに……たしかにお腹もへこんできたような 気がする。このままいけば……) 自分のおなかをさすりながら、ようやく笑顔を見せるトモくん。引き締まった(ように思える)おなかを見つめ、決意を新たにします。 トモ「お茶を飲むだけにしておこう」 ――しかし、キッチンではトモくんの予想もしない事態が待ち構えていたのです! トモ「こ……これはっ!?」 ユキ「おおぉおお、トモ!? リオっ、だからとっとと片付けておけって!」 リオ「だ、だってぇ~、まだまだ食べきれないよぉ!」 大きなキッチンテーブルの上に並べられていたのは、色とりどりのケーキ、ケーキ、ケーキ、ケーキ……。 その奥には、口の周りにべったりクリームをつけているリオくんと、ユキくんが立っていました。 トモ「僕が苦しんでいるときに、 ずいぶんと楽しそうじゃないか……」 ユキ「お、おおおおい、誤解すんなよ! これは店に出すケーキの試作品でっ」 リオ「そ、そうだよ! これはオシゴトなんだよ!」 トモ「……こんなにか?」 ユキ「し、仕方ねーだろ! 俺たちしか試食できねーんだから!」 トモ「ふ、ふふふ…… おまえたちも太ってしまえばいいのに……」 リオ「リオはセイチョーキだから太らないよ♪」 ユキ「リ、リオっ、余計なコトをっ…!」 ――バンッ! トモくんの手がテーブルを激しく叩きました。 うつむき、視線だけをギラギラと二人にむけるトモくん……。 ユキ・リオ「ひぃっ!?」 トモ「……いいことを思いついたよ。 明日から『CherryGirls』は〝チャイナ・デー〟だ」 ユキ「ちゃ…ちゃいな?」 トモ「二人にも理解してもらおうかな……。 チャイナを着こなす苦労ってやつをね!!!」 ユキ・リオ「ええええええーーーーっ!?」 なんだかユキくんとリオくん、今回はやつあたりされているだけのような気もしますが…… 明日から『CherryGilrs』は突発イベント〝チャイナ・デー〟で、ご主人様のお帰りをお待ちしております!? おはなしはまだまだ続きます♪ 次回更新(6月 Ep.3)は、6月8日金曜日予定です。 お楽しみに♥ ■『CherryGirls』ご主人さま掲示板!! 『CherryGirls』のメイドさんランキング1位(リオくん調べ)のリオくんがお送りする、紳士淑女とメイドさんの社交場「ご主人様掲示板」がスタートするよ♪ このコーナーでは、ご主人様たちからのアツイ、アツイお便りを大募集! ご主人様たちのアイデアやイラストで『CherryGirls』をどんどん盛り上げてね♪ ◎各企画の詳細は以下をクリック! ■『CherryGirls』メイドさんイラストを描いてね! ■ コスプレ写真、大募集! |

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