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ついに待望のアニメ化!『ストレイト・ジャケット』キャストインタビュー |
2007年09月 24日(月曜日) |
原作小説が高い人気を得ている『ストレイト・ジャケット』がついにファン待望のアニメ化!11月末の第1巻発売を皮切りに、アニメーションDVD全3巻で物語が描かれていく。今回は主演キャストの皆さんと原作者・榊一郎さん、ウシロ監督が語ってくれた意気込みなどをお届けしよう。
『ストレイト・ジャケット』は、榊一郎さん原作の小説。榊さんといえば、『スクラップド・プリンセス』(富士見ファンタジア文庫)や『神曲奏界ポリフォニカ』(GA文庫)などの作品が立て続けにアニメ化されていることでも注目されている人気作家だ。現在では『プリンセスはお年頃!』(HJ文庫)を手がけるなど、新たな作品を世に贈り出している。 そして、榊さん原作の小説の中でも、多くの熱狂的なファンからも長らく映像化を望まれていた傑作が『ストレイト・ジャケット』なのである。気になるストーリーは以下の通り。 <ストーリー> 「ストレイト・ジャケット=Strait Jacket」とは、英語で拘束衣を意味する言葉である。科学と魔法の同居する世界。一匹狼の“戦術魔法士”レイオット・スタインバーグは、禁忌の力である魔法を使いすぎた人間の成れの果て“魔族”と戦う。 その身に纏うのは、自身が人間であるための拘束衣“モールド”。その手に握るのは、全てを吹き飛ばす魔法の杖“スタッフ”。魔法を放てば魔族に近づき、魔法を放たなければ魔族に殺される。極限の状況で戦い続けるレイオットは、その果てに自らが過去に犯した一つの罪と対峙する。 今回のアニメーションDVD『ストレイト・ジャケット』は、原作者・榊さん自らがシリーズ構成と脚本で参加。さらに、日米共同製作で世界へ向けて展開を行っていくとの事。原作ファンの期待を裏切らない重厚なストーリーが幕を開ける。 期待の集まるアニメーションDVD『ストレイト・ジャケット』第1巻のアフレコ収録後、主人公・レイオット・スタインバーグ役の三木眞一郎さんをはじめとするメインキャストの面々と、榊さん、ウシロ監督に作品の見所や意気込みなどを語ってもらった。 三木眞一郎さん(レイオット・スタインバーグ役) 前田愛さん(ネリン・シモンズ役) 小橋達也さん(ジャック・ローランド役) 浅野まゆみさん(フィリシス・ムーグ役) 石井康嗣さん(ブライアン・メノ・モデラート役) 笹沼晃さん(アイザック・ハモンド役) 今井麻美さん(レイチェル・ハモンド役) 原作者・榊一郎さん ウシロ シンジ監督 ●本日のアフレコ第1話のご感想をお願いします 三木さん 「いい意味で疲れが体にボンヤリ残っている状態ですが、アフレコそのものはとても楽しく、第1話を終了することができたなというのが終わりたてホヤホヤの感想です。」 前田さん 「ネリンはとにかく怒っていたので疲れました(笑)。自分の想像力で補えなかった原作のシーンが、周りの風景や風や匂いを感じられるアニメーションの中で追体験出来るのがとても幸せで、それゆえに怒りを覚えたり、悲しくなったり、安堵したり、様々な感情をネリンを通して色々体験出来たのが更に楽しかったです。」 小橋さん 「ジャック・ローランド役をやらせていただきました。アテレコ自体が仕事として始めてだったので緊張しましたが、終始楽しく出来たので良かったなあと思います。」 浅野さん 「フィリシス・ムーグ役の浅野です。1話では本役での出番は無かったんですが、世界観を掴んで帰れればなあと思っておりました。」 石井さん 「今日は怒鳴りに来たような……(笑)、ブライアンは終始怒鳴ってたような状況だったので、次からはもっと落ち着いたセリフを喋りたいですね。設定が非常に面白い作品なので、2話3話も楽しみです。」 笹沼さん 「アイザックは顔見せという形で登場したんですが、スピーディに目まぐるしくシーンが変わっていくので付いていくのがやっとでした。これから自分の役がどうやって関わっていくのか楽しみにしています。」 今井さん 「レイチェルも今回はセリフが無かったので、アイザック兄さんを待つような気持ちで、皆さんが叫んでいるのをニコニコしながら見守っている妹みたいな気分で楽しかったです。思い入れも一入の作品なので一生懸命頑張ります。」 榊さん 「これまでもアニメのアフレコには何度か立ち会っていて、声の芝居が上手いっていうのは当然なんですけど、声優さんの把握能力にはいつもビックリさせられますね。事細かな指示をしてないのに、2度3度とテストを重ねていくと「えっ?」ってなるぐらい演技が頭の中のイメージに沿ってくる。『ストレイト・ジャケット』は、特に把握がしにくい話だと思うので、それでポンポンと演技の微調整がされていく様は見ててすごく気持ちよかったです。もともと短い3話のアニメーションDVD作品なのに……と、驚かされました。」 ウシロ監督 「『ストレイト・ジャケット』は、ハードボイルドだけど魔族が出て、ヒーローっぽいキャラもいれば色々な世界観が混ざり合ったような作品です。実は男性陣キャストの多いアフレコ現場はかなり久しぶりで不安もあったんですが、皆さんに伸び伸びやっていただけたのが非常に嬉かったですね。フィルムの中でそれぞれのキャラクターがこの作品で生き生きとしているので、上手くいくと確信しております。」 ●本作への意気込みと、楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします 三木さん 「久し振りに現場に入る前に胃が痛くなるような思いをさせていただきました。小説というシリーズがある上でアニメ化された作品なので、僕の声が気に食わない人には申し訳ないんですけど、そういったことを抜きにフラットな気持ちで見ていただけるのであれば、相当クオリティが高いものになっていると思いましたので、ぜひ手にとって見ていただきたいなと、原作ファンの方の期待を裏切らないような作品になっていると思います。」 前田さん 「自分なりにネリンという女性を思い描きながら原作を読んでいたんですけど、思った以上に動くネリンが可愛かったので今日のアフレコではテンションが上がってしまいました。 魔法を遣い過ぎるととんでもないことになるこの世界は、ひょっとしたらこの先の未来なのかもしれない……と思うと、とてもリアルに感じました。 役者のテンションはもちろん、画も音楽もとても素晴らしい作品なので、是非ご覧ください。」 小橋さん 「僕はすごくメッセージ性の強い作品だと感じました。人間がこれまで作り出してきた機械や薬品が、この世界における「魔法」に置き換えられているのかなと。それらがおよぼす災いがいつか自分たちに降りかかるかもしれないっていう世界の状況や、直接的か間接的かは分からないですがメッセージが伝わってくると思うので、ぜひ全話見ていただければと思います。」 浅野さん 「小説の読者の方の想像力を裏切らないアニメになっていると感じました。生臭いモノが飛び出しておりましたし・・・。すごく楽しんで頂けると思います。私もフィリシスと出会うことができるのは少し先になりますが、皆さんも期待を膨らませて2巻3巻と出会ってください。」 石井さん 「魔法というものが科学技術として捉えられてる部分が非常に面白いなと思うんですよね。最近では3Dプリンターであったり少し前では電子レンジであったり、30年、40年前は想像もしなかったものがどんどん生み出されているっていうことは魔法ですよね。この作品に描かれていることは完全に絵空事じゃなくて、近い将来か遠い将来か、そういうことがあってもおかしくないんじゃないかって思ったんですよ。その時に使う側がどうすればいいのかってことを、今すでに予言されているような……不思議な感覚を味わえる作品だと思います。心して見た方がいいですよ。」 笹沼さん 「自分の演じるアイザックが原作には登場しないオリジナルキャラクターということで、原作のファンの方に受け容れてもらえるのかっていう不安もありますし、一からキャラクターを創れる反面、どうやって役作りをするか悩むところではありますが、見ていただいたファンの方達に「おっ、いいぞ」と思っていただけるように頑張りたいと思います。」 今井さん 「もともと私はこの作品自体を知ってたので、レイチェル役に決まった時は「まさか!」って気持ちがすごく強かったんです。お兄さんを通してしか世界の一大事と関わることができないレイチェルの視点は、ある意味お客さんに近い立場なんじゃないかなって思っていて、物語の顛末を、ドキドキハラハラしながら読んだり見てくださってる皆さんと一緒に感じられたらいいなと思います。」 榊さん 「原作にあるシーンとアニメ独自のシーンが混在している部分がありまして、「俺こんなことまで言ってないのに、何でここまで知ってんの?」っていうぐらい頭の中にあるシーンがそのまんま映像化されたり、その反面、「そう来たか……なるほどな!」って、びっくりするような新しい演出をいくつか見せていただいたり。勿論、押さえるべき所は押さえているので、原作を知ってる人が「裏切られた!『ストレイト・ジャケット』じゃない」って印象は誰も持たないと思います。 原作『ストレイト・ジャケット』を見慣れている人にとっては、期待を裏切られないことプラス、こんなに新しい表現なんだっていう発見もありますし、知らない人には知らない人で、こんなに変わったアニメもあるんだなって思ってもらえるような刺激の高いものにはなってると思います。特にプラスアルファの面にご期待下さい。」 ウシロ監督 「それぞれのスタッフの思いを自分の監督というフィルターを通して世界に流していくというところで、先ほどの皆さんの話を聞いて非常にまたその重みがグッときております。作っていて楽しくてしょうがない作品ですし、原作者である榊さんをはじめ、スタッフを裏切らないことが見てくれる方を裏切らないことに繋がるんじゃないかと思っているので、その信念のもとで引き続き頑張っていきたいと思います。」 原作者である榊さんが絶賛する完成度の『ストレイト・ジャケット』。キャストの皆さんからも、この作品に対する思い入れの強さが感じ取れたことと思う。アニメーションDVD『ストレイト・ジャケット』第1巻「THE CAST ~ニンゲンのクビキ~」は11月末日発売予定。豪華特典がついてくる初回限定版も用意されている。ハイクオリティアニメとして描かれる『ストレイト・ジャケット』を必ずチェックしよう!! ストレイト・ジャケット 第1巻「THE CAST ~ニンゲンのクビキ~」 ●発売日/2007年11月末日予定 ●価格/初回限定版:9,000円(税込)、通常版:6,000円(税込) ●初回限定特典/ 1.藤城陽先生描き下ろし特製ボックス仕様 2.豪華48ページ設定資料集(1) 3.メタル仕様! トレーディングポストカードセット・No1~No4 4.缶バッヂセット(1) 5.レイオット・スタインバーグ携帯ストラップ 【関連リンク】 ●ストレイト・ジャケット公式HP/http://www.straitjacket.jp/ ©榊一郎/TOE/Endeleizo 2007 |