
『オトコのコはメイド服がお好き!?』 第4話 チャプター02| 速報! 押井守最新作『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』監督会見 |
| 2007年06月 23日(土曜日) |
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思春期の姿のまま、永遠に生き続けることを宿命づけられた“子供”たちが戦う戦場――押井守監督が最新作で描こうとしているのは、今までの押井作品とは一線を画す少年たちの“死生観”だ。
『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』、『イノセンス』、『アヴァロン Avalon』など独特の哲学と映像美で、世界的に高い評価を受ける押井守監督。その押井監督の最新作『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』の監督会見が6月20日行なわれた。今回、この会見の模様を速報としてお伝えしたい。 ![]() 『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』は森博嗣氏のベストセラー小説が原作。舞台は、どこか日本とよく似た国。思春期の姿のまま永遠に生きることを宿命づけられた《キルドレ》と呼ばれる子供たちが、大人の作った「ショーとしての戦争」を戦う。常に“死”を意識しつつも、目の前にある現実を受け容れ、日々を精一杯生きる姿が描かれている。 押井監督は本作を「今こそ若い人たちに向けて作るべき作品」と評価。「子供の姿のまま生き続けるキルドレたちの姿を通して新たな死生観を投げかけることが、今こそ描くべきテーマ」と公式ページでコメントしている。 ■会見で見せた“新しさ” 今回の監督会見の会場に現れた押井監督は今までとは違った印象を受けた。どこかカッコいい。前を見据えて作品について話す様子に今まで以上の活気を感じさせた。今まで何度かインタビューをさせていただいたことがあるが、そのイメージを一新させる雰囲気を今回の監督は漂わせていたのだ。 その違いが作品にもはっきりと現れているのかもしれない。『スカイ・クロラ』の主人公たちは前述のとおり“思春期の姿のままの子供たち”。押井作品というと渋い大人のキャラクターの物語という印象がある。押井監督自身もこう会見で述べた。 「若い人の物語が自分にできるのか、疑問に思って一度お断りした」 一度はそう考えた押井監督だったが、個人的なきっかけを交えて心境に変化があったことを語った。 「55年間生きてきて、自分なりに“生きることの現場”にいるって実感がようやく出てきた。それを何かの形で伝えたいっていう想いは実はあったんです。“前向き”とは敢えて言わないけど“積極的”に語れることがあるのではないか――そういう時期でもあったんです」 ![]() ■若い人に向けたエンターテイメント作品 また、押井監督は『スカイ・クロラ』を制作するにあたって一つのことを決めて臨んだという。それは“自分で脚本を書かないこと”。 「今まで僕がやってきたスタイルでやる限り、若い人の物語はできないと思ったんです。“自己回答”で映画を作り上げていくってのは、言ってみれば親父の繰言みたいな世界になっていまう。若い人の物語を自分がやるために何が必要かと考えた」 その回答が、若手女性脚本家 伊藤ちひろ氏の起用だ。彼女を加えて「若い人に向けたエンターテイメント作品」という方向性を目指すという。 ただ、もちろんそれは押井監督らしさが無くなるということではない。押井作品の魅力の一つである兵器・メカ描写という点で言えば「ショーとしての戦場」を“架空のヨーロッパ戦線”における“レシプロ機の航空戦”に設定するあたり押井監督っぽさが漂っている。このためのロケハンには『アヴァロン』などでもなじみの深いポーランドが選ばれ、監督独特の映像表現によってどんな空戦が描かれるのか、期待が高まる。 この作品は押井監督にとっては挑戦的な部分―若者の物語、描写―の比重も大きいが、今までの魅力も十分に内包したものであることは間違いない。 『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』は2008年公開。押井監督による監督会見の詳細もおって「ほびーちゃんねる」にてレポートするので引き続き注目してほしい。 ■スカイ・クロラ The Sky Crawlers 2008年全国ロードショー sky.crawlers.jp 日本テレビ プロダクションI.G 提携作品 原作:森博嗣「スカイ・クロラ」シリーズ(中央公論社刊) 脚本:伊藤ちひろ 音楽:川井憲次 製作プロデューサー:奥田誠治 石川光久 プロデューサー:石井朋彦 監督:押井守 (C)森 博嗣/「スカイ・クロラ」製作委員会 |
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